2018年1月23日火曜日

【モンハン】あえてMHWの不満点を挙げる

世界各国のAmazonで売り上げ1位を記録してる異常期待ゲームモンスターハンター:ワールドがもうすぐ発売してしまいます。あと数日で発売するという事実を数分置きに思い出しては心拍数が上がるというのを繰り返す毎日。しかし3日×3回に渡り行われたベータテストによって正直こうしてほしいなぁ……みたいな部分もけっこう見られました。そんなわけでMHWがすげぇ!という記事がありふれてる昨今あえてアンチ・テーゼ的な記事を書きます、そう、僕の大好きな粗探しです。今年も粗、探すぜ!?……どうぞ。


2人でクエスト行ってもマルチ用体力

モンハンは仕様上マルチプレイではモンスターのHPが2.6倍になります。これは2人だろうが4人だろうが変わりはありません。そういうわけでせっかくこんなしょうもない生命体である僕を(こう書いていたら親に申し訳なくなったので言わせてもらうがおふくろいつもありがとう)誘ってくれたフォロワーとともにネルギガンテを狩りに行ったら永劫クリアできませんでした。ちなみにそのあと初めてソロで行ったら一発でクリアしました。気まずい。このせいで二人でクエストに行くってのがしづらいんですよね。一応1ハンター1オトモ×2で4人パーティにはなるけどもオトモを相当育ててないと4人用体力のモンスターを相手にするのは厳しい。多少調整されてたらなーとは思う。野良混ぜてもいいけど2人で水入らずってのもいいしね。


UIが小さい

UIが小さいというかUIと全体的に文字が小さくて見づらい。最近のゲームは4Kディスプレイに対応、最低でもHD対応というわけで大きなディスプレイに合わせて文字の大きさが設定されています。でも割りと古き良きテレビでプレイしてる自分にとってはUIないし、文字が小さくてマジで目を凝らさないと見えないレベル。大きさが選べたらなぁ……とは思ってしまう、特に最近のゲームではね。そんな人他にもいるよなぁ?


種族が少ない

MHWは過去作と比較してもけっこうな数のモンスターが登場します。そのうえ発売後のアップデートでもモンスターが追加されていきます。が、現時点で判明してるモンスターの種族が少ない。少ないというかアンジャナフなどに代表される獣竜種とドスジャグラスなどに代表される牙竜種がめっちゃ多い。リアルさを追求したMH3でもそうだったし同じコンセプトならそうなっちゃうのかな~とは思うけど過去作全て合わせると17種族もあるんだからアルセルタスみたいな大型甲虫種(小型ならランゴスタがいる)、ダイミョウザザミみたいな大型甲殻種がほしいと思った。種族が多いと世界観がぐっと広がる気がしないか?少なくとも僕はそうだ。あとこれ何度も言ってるけどヴォルガノスの亜種的なモンスターであるジュラトドスとウラガンキンの亜種的なモンスターであるラドバルキンがいるならヴォルガノスもウラガンキンも別にいらなくないか?絶対いらないってことはないけどこの二体は過去作で何度も復活してるし別に……って感じなのだ。設定に力が入ってるからMHWに出しやすかったってのはわかるけどね。


MHX路線との乖離

MHXがゴッドイーターなんかのスタイリッシュ路線に寄っていったのは覚えてるか?華麗で派手な狩技、スタイルによるイナシやカウンターなど、武器というカテゴリの中でもさらに細分化し奥深いプレイスタイルを見出していった。この路線が好きだった人は恐らくMHWの毛色が合わない。MHWはどちらかと言うと現実的で重いアクションが多く、それこそ初代モンスターハンターを今の技術で新たにアプローチした作品だからだ。僕自身はモンハン狂なのでどんなモンハンでも受け入れるガバガバ種壷野郎だけど、先にMHXXをやり尽くしているとアクションが物足りな気がしないでもない。エリアルチャアクのジャンピング高出力、好きだったよ。


不動の装衣がつよすぎる

かなり製品版で危惧してる内容。ベータ版の話ではあるが、各動画サイトでタイムアタック動画を漁っていると、大抵不動の装衣を纏い咆哮を無効化しモンスターの攻撃を無視しボコスカ殴って狩猟完了って感じなのだ。これ、4人パーティでやったらとんでもないことになるのはわかってもらえるはずだ。こういうプレイはそもそもMHWのアプローチとかけ離れてしまっている。MHWは現実的な狩猟体験に重きを置いていて、茂みに隠れてやり過ごしたり、地形を利用し攻撃を仕掛けたり、罠やアイテムを使ってモンスターに対して有利に立ち回る……といった感じにだ。しかし不動の装衣のせいでみんながみんなこの黒いちゃらちゃら鳴る装衣を纏ってモンスターをハメ殺してしまう恐れがある。もしオンラインがこれに満ち溢れていたら僕は大きく慟哭し真顔でソロプレイに勤しむだろう。それだけは避けて欲しいしうまく調整してもらえたらなと思う。あと装衣を纏うと一定のダメージなんかで効果がなくなったりするが、何故か効果がなくなっても自動で脱げてはくれずせっかくの美麗なグラフィックによる装備が見えなくなってしまいこれも悲しい。これに関しては設定できればいいかな。キャラクタークリエイトもかなり細かくできるのに装衣で隠れちゃうし。


狩猟笛に対する謎のナーフ

多分ほとんどの人がベータ版で狩猟笛を試さなかったと思う。試そうとも思わなかっただろう。しかし試した人ならわかる、そう!何故か狩猟笛がナーフされてしまったのだ

少し細かい話になるが、ナーフされたのはまずモーション値、つまり攻撃アクションの威力だ。主力攻撃であったぶんまわしの威力がなんと片手剣の一発程度に下がった。手数武器である片手剣と同じ。なぜだ?ちなみに攻撃大は吹いてない状態での話ではあるがかつてはさすがにそこまで弱くはなかった。なぜ……?この数値は大剣のタックル以下だ。タックルだぞ……武器で殴って生身に負けるなよ。
前方に前進しながら叩きつける攻撃も後方への攻撃も全部弱体化。意味わからん、笛なんかした?ついでにスタンプも弱体化しました。間違えないでほしいがこの武器は全武器種でも使用率最低である。最低なのに弱体化しました。

でも新アクションの演奏攻撃は強いだろ!と思う人もいるかもしれないが演奏攻撃は弱体化した攻撃と比べて多少強いだけで別にモーション値は普通程度。他が弱いので相対的に強く見えるだけなのだ。はぁ……。
もう一つ断っておくが、ベータ版の笛は睡眠属性だからその分攻撃力低いんだろ!と言われそうだがその片手剣もベータ版では毒属性だ。わかるだろ?

次に演奏効果。一つは狩猟笛の中でも基本中の基本である自己強化。武器出し中の移動速度を上げる演奏効果だが何故か弱体化した。もともと移動速度を上げれば操虫棍ぐらいだったのに何故か遅くなった。意味わからん、機動力なくて超使いづらい。一体笛使いが何をしたというのか。ちなみに回避連打したほうが早い。それ演奏すんなってことか?

まだあるぞ、次はいちばん大事な攻撃大の弱体化だ。狩猟笛は火力がないゆえ攻撃力アップ大を演奏して味方の火力を底上げするという大きな役割がある。実際火力もりもりの味方に攻撃大を吹けば鬼に金棒でかなりパーティに貢献できる。だからこれが吹けない笛は帰ってくれないか状態ですらある。それくらい大事な演奏効果なのだ。
だが弱体化した。詳しく言うと、例えば爪護符、怪力の種、攻撃力アップの効果を持っている味方に攻撃大を吹くとかつてはその計算式の最後に攻撃大の1.2倍をかけるというものだった。演奏以前に攻撃力が上がっていればその分攻撃大の演奏効果も上がるという当たり前の効果だ。しかし今作ではどう計算してもかつての計算式以下の数値になる。まだ詳しくはわからないが明らかに弱体化している、恐らく最後にかけるという計算式ではなく通常の攻撃力アップスキルのようにもっと手前で上昇するので他の攻撃力アップ効果が大きく乗らないんではないかと。公式でサポート武器と名言されているのにサポートもできず火力もでないこの武器はなんなのか?誰か教えてください。

悪い話ばかりじゃないぞ!前述の新アクション、演奏攻撃もある!でもかつての攻撃力と比べたら大したものじゃないしモーションクッソ長いくて使い所がないしそもそも敵に近づいて演奏なんて自殺行為だしそんなことするメリットもないし、意味不明な攻撃方法で全然当たらないし……えっと、とにかく新アクションがあるんだよ!嬉しいだろ?嬉しいと言え。

しかも演奏中にじりじり移動できるようになったしな!でも後ろに下がれないから意味ないんだよなぁ……怯んだ相手に追い打ちしたいけど移動おそすぎだし……えー、だからその……新アクションがあるんだよ、喜べ。喜べよ。

更に新アクションに追加演奏がある!これはストックした旋律を追加で吹く際、違う方向演奏攻撃を出せるというもの。前述したようにこれを繰り出せるかどうかでそこそこの火力が出せるかどうかがかかってる。しかしこのアクション、バグが存在する
詳しく説明しよう、ゲーム内での狩猟笛の説明によると"演奏攻撃中は演奏効果が出るまでの間に回避でキャンセルすることができる"が、バグなのかなんなのか、一部の追加演奏攻撃中は回避でキャンセルできない。できるっつってるのにできない。これがバグじゃなくてなんなのか。回避でキャンセルできないリスクに乗って長時間拘束されてようやくそこそこの火力を得ることができるわけだ。ちなみに左右の追加演奏のみキャンセルできる。あーあ!わけわかんない!そもそも演奏攻撃も旋律を雑魚モーション値攻撃で揃えないと出せないし!なんぞこれぇ!?

残念ながらバグはまだあるぞ!演奏攻撃には音波が伴って追加攻撃が出来るが、何故か後方攻撃からニュートラル演奏攻撃を出すと音波が出ない。つまり火力が出ない。だから少し待ってから演奏をするというアホみたいなことをしなければならない。わけがわからない。開発はよく狩猟笛エアプと言われているが、そもそも人気がないからそんなに力も入れてないんだと思う。で、ベータでも使う人が少ないから対して騒がれない。一部の人がアンケートに書いただろうけど読まれたかはわからない。狩猟笛に未来があるかはわからない、俺にはなにもわからない……。

ちなみにここまで酷い状態でも2(ドス)よりはマシなのだから恐ろしい。ドスの罪は重い。





さて、ネガは終わりました。もうここからは記事タイトル通りの話はしません。ネガりまくる自分にイラつきまくった僕はポジり衝動をついに抑えられなくなりました。ベータ版の楽しい思い出を存分に語らせてもらおう。もう砂漠で水求めるよりMHWを求めてるのだから。なんだそのたとえ。

まずさ~キャンプから始まるじゃ~ん?そしたらグラフィックよね!最近のゲームだから当然だろって思うかもしれないけど正直その程度の感想しか出ない若者はファックなんですよ。グラフィックがいいってことはリアルってことではない。新作のゼル伝でそれを思い知った。つまりグラフィックに息を飲むっていうことは芸術の域に到達しているという証左にほかならない!(最近証左って言葉覚えたのでたまに使うよ)表現の仕方が卓越してるから、没入感が半端ないのよ。一生探索してたくなる中毒性はそういうところにあるよね!


そして探索する!初めてモンハンを始めて森と丘に立った時を覚えてるか?壮大な大地と自然、例のBGM、脈動する生命に感動したはずだ!しなかった?僕はしたよ?そのあとアプケロス斬ったら血がドバシャって出てビビったけど。
物量が半端ない。MH4からステージは立体的になってよりリアリティが増したけどもうそんな次元じゃない。どこでスクリーンショットを撮っても情報量がとんでもなく多いのだ。一つのステージに対して要素という要素がぎっしり詰まってる。だから一回一回のクエストでも想定外のことが起きて新鮮味が薄れない。新たな発見もあるし何度もやりたくなってしまう。すでに中毒は始まっているッ!


MH3rdの渓流にザリガニがいることを知ってるか?亀がいることは?狩猟とは関係ない原生生物が実はモンハンには多く登場している。狩猟には関係ないから本来はいらないものなんだけど、そういう細かい要素がリアリティを演出している。そんな原生生物がMHWにはエグいくらい登場する。しかも捕獲できる。しかも家で飼える。かわいい小動物もつよそうな甲虫も。でさぁ~~この原生生物のデザインがめっちゃよくてさぁ~~昆虫とかどっかで見たと思ったら太古の地球に生存してた生物にかなり近いわけ。アノマロカリスみたいなのもふよふよしてるしもう昆虫採集のためだけにクエスト行きたいくらい……あ、ちなみに今作は3みたいにクエスト受けなくてもフィールドに行けるよ。昆虫採集に探索に釣り、もうぼくなつやんこんなん。したっけバイビーやん……。


モンスターがいるぞ!でも探索したい!草むらに隠れて隠れ身の装衣を着てやり過ごす。こういうステルスがやりたかったんだよ!ステルス要素は実は初代モンスターハンターの初プロモーション映像にもあった。しかし技術的な問題で頓挫したのだ。それがようやく叶ったのだから嬉しいね。今まで煙玉炊くぐらいしかステルスなんて出来なかったし普通に激アツ要素だと思う。まさしく自然を味方につける戦い方もできるだろう。


第三回のネルギガンテはなまら強かった!攻撃をランスでカウンターしたと思ったら棘も飛んできて被弾、なんか超必殺技みたいなのもらって即死、攻撃範囲広くて死亡……僕はキレた。スプラトゥーンやってる時よりはキレなかったけど。まずはじけクルミを拾っておく。草むらに隠れて麻痺毒を散布するカエルの近くに大タル爆弾を置いていく。周辺にはぬかるみが多いので耐水の装衣を纏い毒投げナイフをスリンガーで射出し発覚、毒ダメージを稼ぎつつカエル近辺に誘導する。近くに来たら爆弾を起爆、驚いたカエルは麻痺毒を噴出しネルギガンテは麻痺、溜めておいたビンでチャージアックを強化し殴打の連打!スタンさせ、乗り、更に麻痺投げナイフで麻痺を取る。発達したがゆえ弱点となった棘を執拗に狙いフルボッコ、ついにネルギガンテ、通称ネギを討伐した。パーティプレイだと味方狙いの攻撃をもらうことも多いからソロのほうが楽だったかも。つってももうベータ版終わったけどね……


そんなこんなでベータ版を存分に楽しんだ。もう楽しすぎて完全に子ども状態だった。もう動いてるだけで楽しい。アサシンクリードでも思ったけど、探索が快適なゲームとBGMがいいゲームは売れるという俺理論も相まって本当にいいゲームに仕上がった、仕上がってくれたと信じてる。あと3日、僕は眠れぬ夜を過ごします。僕からは以上です。

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