2018年1月15日月曜日

【ゲーム】無職とモンハンの思い出話をしよう

あと数日でモンスターハンターワールドが発売する。モンスターハンターワールドの発表から180回ほど夢でプレイしていたゲームで、僕自身病的なモンスターハンターファンということもあって非常に楽しみにしている。ファーストトレイラーを観た時は号泣してしまったくらいだ。しかし……しかし今作で最も興味深いのは最新作であるにも関わらず実は本来モンスターハンターでやりたかったことを開発陣がふんだんに詰め込んでいるという点。


初代モンスターハンターのE3トレイラームービーではモンスターから隠れて罠を仕掛け協力してモンスターを討伐するコンセプトを強調している。しかし製品版モンスターハンターではスペック等の問題もあって一部しか実現されなかった。濃密な生態や世界観は残しつつもそれらをハンターが利用するということはあまりできなかった。
例えば大型モンスターと小型モンスターの群れ、そしてハンターという構図があるとする。こういう場合現実ならば三つ巴の戦いになるが今までのモンスターハンターでは大型モンスターも小型モンスターもハンターを狙ってきた。しかし今作ではこれが改善されモンスター同士は縄張り争いをするようになった。そしてそれ自体が今作の目玉である。


そんなわけでモンスターハンターワールドがモンスターハンターにおいてどれだけ大事な作品となるかは疑念の余地もない。まさしく開発陣にとってはやりたかったことがようやくできたといった感じで、インタビューなどではその喜びを大いに語っていた。ぶっちゃけ3DSの呪いから解き放たれたようにも見えるしファンとしてもそれは嬉しかった。長かったよな……。


そこで少しモンスターハンターシリーズをショタ時代の僕の思い出とともに振り返ることにする。モンスターハンターがどんな進化を遂げていったか少し思い出してみよう。


僕がモンスターハンターと出会ったのは(クソ文章特有のテンプレ開幕)丁度ポータブルが出たぐらいの時期。友人共が面白いと言っていたのでPSPと一緒に買ったのだ。驚いたのはレベルやステータスがないということ。だからプレイヤー間の格差は武器と防具、あとはハンターランクくらいなので周りと足並みが揃ってなくてもあまり問題がないのだ。今思うと口コミでブームとなった理由がこういうところにもある気がする。


まず、アプトノスを大剣で攻撃したら血がブッシャアァァァって出てめっちゃビビった。ふつうにヒットエフェクトがある程度かと思ったら血だぞ。友達叩いたら骨がむき出しになる大怪我を負わせたくらいビビった。そこまでではなかったわ。
採集や探索をするうちに何故血がバッシャァァァって出たのかその理由がわかった。つまりリアル志向、まさに狩りなのだ。今でこそなんかモンハンっぽいゲームってたくさんあるし、友達同士で協力するゲームも多かった。けれどリアル志向の狩りゲームなんてものはなかったし何よりこの硬派な世界観に魅了された。


しかし僕は今でも覚えている。森と丘11番あたりにブルファンゴがいるのだ。怖かった。強かった。そして俺は弱すぎた。そう、初乙だ。忘れもしない、だって片手剣で切り刻んでるのに怯まず突進してくるのだから恐ろしい。ふつう刃物で切られたらビビるだろ。なんで突進してくるんだよ。やっぱ脳みそもイノシシだな!そいつに殺された俺の脳みそはダニ以下だ。


ブルファンゴとなんかデカイランポスみたいなドスランポスを討伐した僕はもう世界最強の名をほしいままにしたと思っていた。そんな僕を地獄に叩き落としたのが先生、イャンクックである。
もう本当に怖かった。デカイ。デカイしなんかファンタジーっていうよりは紀元前にいた生物って感じのリアルさなのだ。今でこそキモかわいい先生だが僕は本当にビビっていたし尻尾攻撃を一生喰らって死んだ。死んだどころか3乙した。なんて恐ろしいゲームなんだと思った。
友人たち(思えば彼らとはもう会うこともない)にアドバイスをもらい罠を駆使し爆弾を置き閃光玉、音爆弾を投げついに討伐した。たしか50分のうちほとんどを費やしたはず。あの達成感を今でも覚えている。というかそもそも当時のゲームで敵を倒すのにそんなに時間かからないし疲れない。討伐した日はあたたかくしてたくさん寝た。
その後は卵運搬クエでのリオレウスでふつうにトラウマを植え付けられた。しかしイャンクックより苦戦はせず頭に大剣を打ち込むことでふつうに討伐した。そういう人多いんじゃないかな。


俺は馬鹿なので双剣が好きだ。いや馬鹿っていうかなんか両手に武器持ってるのが好きなのだ。なのでMHPでは双剣をよく使っていた。今でこそ属性と手数で攻める武器だとわかっているが当時は無属性のサイクロンという武器を使っていた。かっこいいから。そんな感じで豊富な武器種と戦略、世界観に完全にドハマリした。MHP2ndのプレイ時間はもう、何千時間とかだった……受験とかもあった。だがやった、モンハンを。その時から僕は死ぬまでモンハンに尽くせると確信していた。


2nd、2ndGは友人たちと狂ったように遊んでいた。悪魔猫に魂を売ったが故ハブに遭う(死語)者、最強のランス使いと恐れられる者、人斬り抜刀斎と呼ばれる太刀使いなど今思えば感慨深い。Wiiで登場したMH3では水中狩猟が実装されたのみならず、原点回帰ということもあって初代に近い印象を受ける。まさしくモンスターハンターの世界で生活し生きているという感覚があった。MH3の根強いファンがいるのはこういう理由だろう。大型、小型モンスター以外の原生生物も多く大いに楽しんだ。ボリュームはそんななかったけど。ちなみに初オンラインプレイの上位クエストでクルペッコがイビルジョーを召喚した時はまだ情報も出ていなかったこともあり震え上がった。あのBGMとともにクソデカい怪物が襲ってくるんだからそりゃこわいだろ。あと俺もHUNTERの一人だった。名前変更できるのに気づきづらいんだよ。ゆうたにも遭遇したし思い出深い。


3rd、3Gあたりから携帯機での続編が続いていく。4、4G、X、XXまでだ。多いよ。だんだんとゴッドイーターぽいスタイリッシュ路線に寄っていったのは言うまでもない。それでも没設定を活かしたモンスターの登場に俺は沸いた。双頭の龍クリプトヒドラはオストガロアに、竜騎兵イコールドラゴンウェポンはアトラル・ネセトに。そしてなにより禁忌の龍ミラボレアスの再登場に俺はもう、発狂した。
ミラボレアスは初代モンスターハンター集会所のラスボスで、見た目はまさにファンタジックなドラゴン。リアルなモンスターの多い中絵本から出てきたようなドラゴンの登場に最初は驚いたが、どちらかと言うと這いずりにカスっただけで即死したことに驚いた。そのあとミラボレアスの詳しい設定を調べたところトラウマになった。
かつての暗雲に包まれていたシュレイド城は霧の立ち込める廃城となり、周囲には城下町も見て取れる。そして瓦礫から顕れるのは人類に仇なす黒龍。これで発狂しないモンハンファンいないだろ。かつてクーネレラカムでハメ殺した黒龍は段差の上だろうが遠く離れていようが異常螺旋ブレスと異常火炎球で殺害してくる。実際初見で3乙したがかつてクソモンス扱いされていた黒龍は完全な良モンスとなっておりそっちのほうが嬉しかった。殺されながらあまりのかっこよさに泣いていた。

そんなわけでミラボレアス、めっちゃ好きである。当たり前だが好きなモンスターは山ほどいるしその中の一つというわけだ。この話し多分無限にできてしまうので好きなモンスターに関してはこの限りにする。


実はモンスターハンターワールドにも不安はある。
まず属性だ。火水氷雷龍のうち火属性はたくさんいるが水属性持ちモンスターはジュラトドスしかいないのだ。リアル志向だから仕方ないとはいえ無属性モンスターが多いんではないかということ。このへんはどうなるんかしら。
あと大型のカニと虫がいないこと。代わりに獣竜種がすごく多い。ここもリアル志向だからなのかわからないが好きだっただけにちょっと悲しい。アプデで増えるのかな。


今不安を述べた。が、逆に言うとそれ以外は全て楽しみな部分だ。毎シリーズのオープニングムービーを観てこの画質でやりたいなあと思っていたところにこのグラフィックである。モンスターを倒すだけではなく生活感を楽しみたいと思っていたところにあの没入感。まず古代樹の森をただ探索したい!そして釣りをしてぇ~~~、お気に入りの絶景スポットを見つけてぇ~~~、虫獲ってぇ~~~、動物捕獲してぇ~~~~、とにかくモンスターハンターの世界を楽しむと!あと11日。すでに眠れぬ日々を過ごしてます。テメーらと共に狩りが出来る日を楽しみに待っているぞ。僕からは以上。

0 件のコメント:

コメントを投稿