2019年10月3日木曜日

小蝿滅亡記【コバエ、ノミバエ駆除の記録】

こんにちはと言いたいところなんですがどうして返ってくるわけもない挨拶をしなければならないのだろうという子どもみたいな疑問がよぎってしまい文面で挨拶をする意味がわからなくなってしまいました、僕です。


さて、実は一人暮らしを始めてもう3ヶ月。梅雨時に引っ越しをした僕は極貧生活の中である問題に直面していました。


小蝿です。なんだ小蝿かよと思うかもしれませんがこいつは汚物以下のクソムシで、飯を食ってれば飯にダイブ、コーヒーを飲んでればコーヒーにダイブ、低学歴っぷりをこれでもかと発揮し数日でストレスマッハ。なぜか僕にたかってきたりしてついには小蝿の幻覚さえ見える始末。死ぬほどウザいし、実際死んでしまいました。


でも転生した今ではもう小蝿に悩まされることはありません。なぜなら駆除に成功したからです。きっと僕のように小蝿に悩まされ職場で虐げられ一人震えることしか出来ない人もいるでしょうそんなあなたのために小蝿駆除の方法をお教えします。コンギョ~コンギョ~(適当)


ポイントは3つ。

・小蝿の種類を特定する

・繁殖場所を特定する

・清潔にする


まずは小蝿の種類を特定しましょう
敵を知らねば対策のしようがありません。生きる価値のないゴミ虫にも種類があります。大きく分けて目が赤くトロいショウジョウバエ、便所とかによくいるハート型の羽を持つチョウバエ、目が黒く足が長く非常に素早いノミバエの三種類。

ショウジョウバエはコバエ駆除グッズ全般で死に絶えるクソ雑魚で、生ゴミなんかに集まります。生ゴミは基本冷凍庫にでも入れて、清潔に保っておけばいいでしょう。

チョウバエはトイレなんかの水回りに出没します。下水管からやってくるのでそこまで意識して掃除してあげてください。



さて、問題はノミバエ。red bigにせざるをえない。こいつのせいで今の今まで覚めぬ悪夢に囚われていた。こいつが現れるのであれば長期戦を覚悟してください。というかうちに跋扈したのはこいつだし実際悩んでる人も多いはずなので今回のメインはこいつです。

ノミバエは前述の通り目が黒く後ろ足が長い、大変素早く排水管や生ゴミ、下水管などどこからでも湧きます。その上普段気づきにくいところに卵を産み無尽蔵に増殖を続けます。しかもクソ早いのでまず目視からの圧殺は不可能。更に恐ろしいことに、コバエ駆除グッズがほとんど効きません。自分が食ってるものに卵を産み付けられれば体調を崩します。クソゲーだろこいつと思った人もいるでしょうが、クソゲーです。自前のめんつゆトラップやコーヒートラップでもあまり捕れません、なぜならこいつら自身にも好みがあるから。(ショウジョウバエには効果ありとのこと)


そこでまず、ノミバエの発生源を突き止めます。基本は風呂やトイレ、水回りやゴミ箱……エアコンもある。とにかく水回りを清潔にし、キッチンはえげつないくらい掃除します。料理の後はなるべくすぐに皿洗いを済ましてそのあとゆっくりしてください。三角コーナーは撤去して生ゴミは冷凍庫!こうすることでノミバエは生存、繁殖するための栄養を失い死に絶えます。下水管とかからやってくるのでは?と思うかもしれませんが来るメリットがなくなるのであまり来なくなります。


ちなみに僕の場合は水回りとキッチンを清潔にしたらほぼいなくなりました。が、つい先日からまた大繁殖していてなんだと思ったら洗ったあとの豆乳のパックを苗床におぞましいほどの卵が見つかりSAN値ゴリゴリのままなんとか駆除した次第です。この分だと洗った牛乳パックを放置しておくのも危ないのかも。なるべくさっさと切り開いて乾かしたいものです。


とはいえ、まずは今いるコバエをなんとかしたい!そんな時は電撃殺虫器を買ってください。Amazonでやっすいやつを買ったら寝るときにつけてバチバチと死んでいくその様はまさに飛んで火に入る夏の虫。コバエ駆除グッズが効かないノミバエでも(今この瞬間もよい音とともに死にました)習性からは逃れられません。ついでにコバエ以外の得体のしれないなにかも死んでくれるので一石二鳥ですね。


いかがでしたか?(適当)コバエと言っても種類があり、習性を逆手に取れば皆殺しにできるのです。これからは皆さんもコバエなき生活を楽しんでくださいね。僕は今からどうやって入ってきたかわからない蛇をなんとかします。地獄で会いましょう。僕からは以上!

2019年8月15日木曜日

ラブクラフト全集読書中

ブログを更新しないまま1年が経とうとしてるし、最後にホモセックスしてから3年が経とうとしています。
ババアまみれの職場と虫(むしって打とうとして虫が本当に無理なのか7回もむりって打ってしまった)まみれの賃貸でなんとか正気を保つために相変わらず小説が役立っています。
特にブラッドボーンをプレイ→ラブクラフト全集に手を出す流れは王道。ブラボ自体クトゥルフボーンみたいなもんだし。

ラブクラフト全集は翻訳がどうとか、読みづらいとかいうふうに聞いていたけど多分ラノベしか読まないうえ漫画とかアニメで名前だけクトゥルフを知ってた天パ眼鏡童貞がそのような評価を下したものと思います。古代ギリシャ哲学とかどいちゅっちゅ哲学とか読んだら発狂死するんじゃなかろうか。いずれにしても、活字に慣れてるのであれば全く問題はないのでご安心を。

とりあえず感想自体は随所で述べて行きたのだ。全集とあるとおりケツまで非常に遠いため最後に感想を書いていたらそれだけで一冊書けてしまう。とりあえずふわっと感想を書いていきたいと思います。さあまずは『インスマスの影』。

インスマスの影はブラッドボーンでいうところのヤーナム(よそ者にクソ冷たいカス田舎者のスラム街という共通点)、あるいは漁村、上位者や旧支配者(海、あるいは深海からやってくる)なんかが酷似……酷似っていうかそのへんの設定を拝借した感じ。そもそもインスマスの影はラブクラフト全集のアタマに相応しい作品、忍殺でいうところのキルゾーン・スモトリくらいその作品全体のカリカチュア足らしめている。ちょっとした逃走劇があるって点では特殊だけど。

追記:インスマスの住人は人ならざる者であり、二足歩行ではあるが海洋生物を思い起こさせる身の毛もよだつ顔面をしている。これについてはセイキンをイメージしていただきたい。

とある街の噂から始まって街の様々な異常性、刻々と昏さを増す影、おお、このいつの間にか追い詰められていく感覚が素晴らしい!ミステリーの一面を持ちながらホラーの側面も具えているがこれは簡単なことではない。探索パートと会話パート、おお、この会話パートは本当にぞくぞくとする。きちがひを思わせるアル中ジジイの言うことには、ただの異常者の独り言と片付けることのできない、なにか魅力が、真実味があった。それはインスマスの秘密。そして……ああ、あまり詳しくは言えないけれどこのジジイが突如旧支配者の名を叫び、崇拝し、発狂してしまった時はまたぐらがいきりたつほどだった。少なくとも翻訳がどうとかは思わなかったし、むしろ素晴らしいものだった。オタクは馬鹿だな。

この作品の興味深いのはラブクラフトの作品に色濃い"血"の恐怖である。自分もどうやらその異常者どもと変わらなかったと判明するところの気持ちよさは異常。これは日本人にはあまりない感覚かもしれないが、特にアメリカ人であるラブクラフトにとってはらしいといえばらしいもの。そしてそれをじわじわと匂わせる筆致はエロそのものだった。ちなみに他の作品でも自分が最後には異常者だったとか、怪物と同じ血を継いでしまっているとかがまぁまぁあった。いわゆる信用できない語り手というやつだ。語り手である主人公が狂っていた、犯人だったというのはアガサ・クリスティのアクロイド殺しで有名だが、日本でいえば夢野久作のドグラ・マグラなどでも見られる。あとオタク向けにいえば幻聴や錯覚のたぐいはひぐらしのなく頃にとかでもある。ある意味幻聴や幻覚は語り手にとっての真実なのだから仕方がない。こういうの、すきだよ。

クトゥルフ神話とは名ばかりで、ミステリーの裏に蠢く全く人智の及ばぬ圧倒的な力、宇宙悪夢的支配者の数々、狂気はもうなんかめっちゃ気持ちいい。単純に読み物として面白いのもあるが、名前の聞いたことがある旧支配者や発狂する人々、またなぜか表現(宇宙悪夢とか)が出るたびにやにやしてしまう。まだ全集1しか読んでないがこのまま読み進めようと思う。特に書き残すこともないので、僕からは以上!