駄作は言い過ぎだわ。
おばさまと瘴気の谷、陸珊瑚の台地の関係を聞き、古龍渡りの真相を聞いた時は震え上がった。最高のゲームだ。神だ。神が作りし叡智のモンハンだ。そう思った。心から。
でも、過去のモンスターハンターシリーズの失敗を繰り返すあたり、やっぱり開発のエゴがプレイヤーへのしわ寄せとして来ているんだと。そして海外でも今じゃ批判で沸き立ってる。だから、この記事で!MHWの失敗点のみあげつらうことにする。良い点はまあ、遊んだらわかるじゃん?無限にそんな記事あるし。そっち見れ?うん。
ちなみに筆者はHR120程度。次長課長の井上が300を超えてたのでそういう意味では足元にも及ばないがエンドコンテンツに勤しんでいる点で同等と思っていただきたい。武器は弓と狩猟笛以外。過去のシリーズはMHPからフロンティアまで遊んできた。なので過去作との比較が大いにあることをご了承願いたい。黙って了承しろ!
武器のデザインが手抜きすぎる
クソだと思う。本気で初代MH以下。上位上がりたてでプケプケ大剣を強化したら見た目がブレイズブレイドみたいになって俺は本当に発狂するほど喜んだ。しかし他の武器が開放されていくとデザインが似ていることに気づいてくる。結局全ての武器を解放し見た目を見ていくと、もう、なんか、間違い探しかってぐらい似てる武器が散見されていた。試しに片手剣、特に骨系を見てみろ。ほぼコピペだし、モノによっては色調がちょっと違うだけの武器もある。武器を作る楽しみは死んだ。つーかまず性能ならネルギガンテ武器かディアブロス武器くらいでいいし。属性クソ弱いし。属性になんか意味わからん上限設けられてるし。武器を作る楽しみは、デザインが手抜きすぎること、ネルギガンテ武器とディアブロス武器が強すぎること(言い換えれば他が弱すぎる)で死んだ。作りたいなら作ってもいいが、色が違うだけの弱い属性武器を作って何が楽しいんだ?少なくとも僕は虚しいし悲しい。
あと武器がめっちゃ少ない。多分MH3くらい。で、デザインも手抜き。やる気あるのか?
ロクな防具がない
MHシリーズは防具が珍しく5部位に分かれていて、それぞれの防具を組み合わせたり、あるいは統一することでスキルを発動し狩猟に赴く楽しみがある。実際MHシリーズの楽しさはそういうところにあると言っても過言ではない。しかしまともな火力スキルを発動しようとするとネルギガンテ、あるいはドーベルシリーズにばかり落ち着く。というか他が弱すぎてほとんど着る機会がない。あってもダッサイキメラになる。後述の装飾品のこともあって防具を考えて作る楽しみは薄い。正直武器ほどひどくはないけどね。
武器の項でも述べたボリュームに関することだが、防具はガンナー防具が廃止され統一された。画期的だと思ったが今気づいた、これ手抜きだ。ガンナー用のグラフィックスを用意できなかったんだ。せめて性能違いで用意してくれたらよかったな。なあソードマスターさんよォ!
重ね着とかいう意味不明システム
重ね着というシステムはなんか防具の上に着る見た目だけの防具みたいなもので、現在種類は一種類しかない。しかも鎧武者。コラボ防具がそうなのかと思いきや何故かこれらは重ね着不可、どころかクソ弱くて全く使い道がない。そもそもMHXXのシステムを流用すればみんなハッピーなのに何故そうしないのか?後述のクソエンドコンテンツに勤しまなくてもこのシステムがあれば見た目のためだけに防具を作る楽しさを、なんとPS4のグラフィックで楽しむことができた。なのに金に走ったのかこれを唾棄、重ね着とかいうシステムを採用した。なるほど金の為か、なら重ね着用防具を買ってやるよと言いたいが前述の通り鎧武者しかない。なにがしたいんだ?意味がわからない。マジで意味不明なので論ずるに値しないものとしこの話は終わりにする。
マルチプレイを否定するオンラインシステム
MHといえば簡単に協力プレイができて同じゲームを持ってるだけでささっと協力プレイができるゲームだ。実際PSP版MHPはそれをウリにし爆発的なヒットを産んだ。だからモンスターハンターシリーズではマルチプレイが快適でなければならないのは当然。
しかしMHWでは何を血迷ったのかクソわかりづらいオンラインシステムを採用している。いわゆる村、集会所というくくりをなくし、常にオンラインの状態なのだ。だから自分がソロで遊んでても誰かがクエストに入ってくるかもしれない。逆にソロで遊んでるのかもと思ってクエストに参加できない。奥ゆかしい日本人なら当然だ。昔だったら部屋に「歴戦クエ回し」とか書いておけば歴戦クエストを回したい人たちが集まってきたが、今作ではそれが出来ないため実質的に野良でオンラインプレイを楽しむには救難信号システムを使うほかない。これはクエストの途中参加を促すもので、僕の見てきた限りこれが唯一の野良マルチプレイになる。連戦なんか不可能、キャンプに戻れるけどわざわざ手打ちで「連戦します〜!」とか言わなきゃいけないし、世界中のプレイヤーがいるし。こんな感じで、MH史上類を見ないクソやりづらいオンラインの仕様に僕は絶望した。一体カプコンはどんなオンラインプレイを構想していたのか真面目に気になる。ちなみにマルチプレイするとモンスターのHP、ひるみ値、部位耐久など全てが跳ね上がるのでソロのほうが断然楽。もうめちゃくちゃだ。
フレンドリーファイア
地球防衛軍シリーズでもあるが、協力プレイなのに味方に攻撃を当てるとひるんだりする。スーパーアーマーがつかないランスなどの武器はこれまで太刀にこかされ双剣に殴打され弓に撃ち抜かれもう居場所さえなかった。しかし今作ではこれを大いに改善、怯み耐性のスキル実装や一部攻撃にしかFFが発生しないなど快適なマルチプレイを実現した、かのように、思われた。まず前述の通りマルチはやりづらく、つらく、きびしいものだ。それに加えて未だにFFを残している攻撃が存在するのだ。
個人的につよい攻撃だけど味方に当たると怯んでしまうとかならわかる。リスクが伴うとか、マルチでいいことばかりじゃないって意味合いだから。しかし何故クソ弱い竜撃砲で吹っ飛び、クソ弱い曲射で連続ひるみをしなければならないのか。何故ここまで改善してなお開発のエゴをプレイヤーに押し付けるのか。僕は、つまり僕が言いたいのは曲射死ねってことだ……。マルチをするときは弓がいる読み、その弓がゆうた読みでひるみ耐性をわざわざつけなくちゃならない。双剣や太刀も他人事じゃないぞ!武器しまったら一生怯んでヴァルハザクのゲロビでふっとばされ酸の海で死ぬんだ!少なくとも二回経験した。クソが!
受付嬢
相棒!相棒!探索とか!フリークエストとか!おばさま!おばさま!
あまり多くは言いたくないが、俺の相棒はオトモだよ。
エンドコンテンツ
クソから生まれたクソだ、この星のものじゃない、こんなのやってたら病気になるぞ、クソ以下のクソだ!今から僕はキレます!本当にクソだからな!
まず思い出して欲しいのがMH4のギルドクエストだ。これはまずギルドクエストを入手するところから始める。その後に限定の武器や防具を手に入れるために一生やり続ける無限地獄だ!聞こえるだろ、ラージャンの雄叫びが。
そして今作では強力な装飾品を手に入れるために歴戦個体という強めのモンスターが出現する調査クエストをひたすら回さなければならない。しかもそのクエストを手に入れるためには何度も探索に赴き調査しなければならない。
似てないか?ガチャのためにガチャをしているという点で。開発はMH4の失敗から学ばなかったんだよ。前述したMH3に似たボリューム不足からも学んでない。これは極めて悲しい事実だ。ただしMHXXで大好評だった防具合成は採用しませーん!バカヅラが〜〜!俺なんか防具合成のためだけに全超特殊までクリアして防具作ったんだぞ。時間を犠牲に回すガチャはつまり金で回すのと何も変わらない、しかも何度も同じモンスターを、何度も、何度も、装飾品のために、何度も。ルートボックスで騒ぐ海外向けに、だ。本当に残念だ。
まとめよう。MHWはMH3、MH4の失敗から学ばず、MHXXの成功を度外視した開発のエゴに過ぎない。作りたい部分は一生懸命作った。素晴らしい。じゃあゲームとしては?……調整が足りないよな。もしこのゲームが改善されるとするなら、オンラインが快適になり、モンスターが少しずつ追加され、武器や防具も幅広く、見た目も楽しんで受付嬢もMH3の子と交換だ!はい114514810893点。って、ならないか?ならないという答えが開発の答えならば僕はただひたすらに悲しい。少なくとも不満点に関してはアップデートで改善すればこのままの売上を更に伸ばし話題性もなお確保できる。しかし開発はだんまり。死んだのか?もうわけがわからない、逆にMHXXの売上が伸びてるそうだ。俺も逆に恋しいよ、MHFが。
MHWをプレイして、モンハンに必要なものがわかった。たった三個だ。それさえ守ればいい。何か新要素を追加するにしても、この3つだけ守ってくれ。
ひとつ、ボリューム。ふたつ、快適なマルチプレイ(正直今までのままでよかったのに)。みっつ、装備のデザイン。これさえあれば、それだけでよかった。水と酸素と食い物があれば生きていけるんだよ人は。……しかしGの予定はないと言っていたけど普通にこの流れなら出しかねないよな。MHXXも出ないって言ってたのに出したし。そしたらまた海外で完全版商法って叩かれるけど、どうするのか。どうにかしてくれ。頼むよ。